パーソナルカラー講座③ 準備と診断方法
パーソナルカラー診断の条件
パーソナルカラー診断には、診断の際の条件や準備があります。
こちらのページでは、パーソナルカラー診断の条件についてご紹介しています。
診断条件①明るい部屋で診断すること
パーソナルカラー診断は、晴天の日の昼間に北窓の部屋の間接光の下で診断するのが理想と言われています。
そして、確かにこの条件はコンサルタントにとっても診断しやすい条件です。
とはいえ、どうしても日中は都合がつかない方もいらっしゃるでしょう。
しかも私達プロのコンサルタントは、出張でお客様のオフィスなどで診断するケースもあります。
そうなってくると、実際には窓の方角なんて毎回選ぶことはできません。
というわけで、「北窓の間接光」はあくまで理想。
もし診断するお部屋の明るさが足りない場合には、補助照明を使い診断するので、あまり心配しなくても大丈夫です。
ちなみに補助照明に使うのは、高演色ライトといって光の色味に偏りのない照明。
ザックリ説明すると、太陽の下で見る見え方と近い照明。
ホテルの照明のような電球色では実際よりも色が黄色がかって見えますし、オフィスのような昼光色だと実際よりも青白く見えます。
パーソナルカラー診断用の照明というのも商品化されていますが、市販の照明で言うなら「昼白色」と呼ばれる色味が最も偏りが少なく太陽光に近い色となります。
と話すと細かいことは沢山ありますが、とにかく「明るい部屋で診断する」というのがパーソナルカラー診断の第一条件です。
診断条件②ノーメイクでの診断がベストです
パーソナルカラー診断は基本的にノーメークで診断することを推奨しています。
そうお伝えすると「今のメイクに似合う洋服の色が知りたいので、メイクしたまま診断してもらえませんか?」と聞かれることがあります。
メイクしたまま診断することは不可能ではありませんが、オススメしません。
なぜなら、パーソナルカラーは似合う洋服の色だけではなく、メイクやヘアカラーなども分かるからです。
現在のメイクが本当に似合うメイクの色であれば、メイクしたままの診断でも何も問題ないのです。
ただ、現在のメイクよりも似合う色があるかもしれないことを踏まえると、ノーメイクで診断が断然オススメ!
パーソナルカラーは元々生まれ持った色素や顔立ちを生かす為に生まれた診断システム。
素材を更に生かすことを考えると、やはりノーメイクで「素」の状態で診断するのがオススメです。
診断条件③お顔周りのアクセサリーを外す
アクセサリーの色味が診断を見にくくすることがある為、お顔周りの目立つアクセサリーなどを外して頂きます。
パーソナルカラー診断を受けると、似合うアクセサリーの色も分かります。
診断条件④メガネ&カラーコンタクトは外す
パーソナルカラー診断時、メガネやカラーコンタクトを外して頂きます。
メガネは、アクセサリー同様に「色味」が診断を混乱させてしまうことがある為です。
カラーコンタクトについても、メイクの色と同様に、より似合うカラーコンタクトの色が見つかる場合がある為、可能であればカラーコンタクトも外すのが理想です。
但し、ディファインタイプなどで瞳の色自体は生まれつきの色とあまり変わらない場合や、カラーコンタクトの色は変えたくないという場合は、そのままで診断するケースも増えています。
診断条件⑤白いケープ着用
どんな洋服を着て診断を受けたら良いのかというご質問をよく受けますが、パーソナルカラー診断時はどんなお洋服でお越し頂いても大丈夫です。
というのも、診断中は白いケープでお洋服自体を覆ってしまう為、お召しになっているお洋服が診断に影響することはないからです。
パーソナルカラー診断に使われる道具
パーソナルカラー診断と言えば、大量のカラフルな布を思い浮かべる方が多いと思いますが、これをドレープと呼びます。
実は流派により診断方法が違い、ドレープの枚数も色も素材も全く違います。
ちなみに、MAICのドレープは全部で120枚。
4シーズンそれぞれ5色(赤・緑・ピンク・青・黄色)合計20枚のドレープが基本です。
この20枚はテストカラーと呼ばれる重要なドレープ。
この20枚を中心に最大120枚のドレープを使い診断していきます。
パーソナルカラー診断基準は目に見える現象
パーソナルカラー診断というと占いのようなものだと思われている方も時々いらっしゃいますが、それは大きな誤解です。
「優しくて気配りのできる性格の人は夏。」「自分を持っていてハッキリした性格の人は冬。」そんなことを言うコンサルタントも見かけますが、パーソナルカラーと性格は一切無関係。
パーソナルカラー診断は、生まれ持ったあなたの外見、色素や顔立ちを生かす為の物。
実際にお顔の下にドレープを当て、顔色や顔立ちの見え方の変化を比較で見て確認していきます。
私たちMAICの手法はかなりマニアック。
「かわいい」「かっこいい」「素敵」といった雰囲気では診断しません。
イメージの変化ではなく、あくまで目に見える現象を基準に診断します。
色によって顔色が変わるというのは、誰でも体感として持っている感覚だと思いますが、実は顔立ちや肌質も変わって見えるんですよ。
例えば、小顔に見える色。
ツヤ肌に見えたり、滑らかなマット肌に見える色。
しみやシワが目立たなくなる色。
プロが診断すると、そんな細かい違いまで拾えてしまうのです。
そういったことを、一つ一つ説明しながら一緒に見て頂くので、お客様ご自身でも、その変化を確認して頂くことができるようになります。
パーソナルカラー診断は対戦方式が分かりやすい!
パーソナルカラー診断は流派があり、診断方法も様々。
私達MAICの診断は、お客様にとって最も納得しやすく分かりやすいと言われる対戦方式で診断しています。
具体的に言うと、例えば4シーズンのうち2シーズンのうち、最初の対決に春と冬を選びます。
そして、春の赤と冬の赤、春の緑と冬の緑・・・というように順番にテストドレープを当てて比較。
仮に春の方が似合うと診断したとした場合には、残りのシーズン(夏秋)と勝ち残った春を比較。
このように4シーズンを勝ち抜き戦のように比較し、最終的に1のシーズンを選びます。
ちなみに、これは単純に似合う枚数が多かったシーズンが似合うとは限りません。
それぞれのドレープに対して4つの視点から、肌へ与える影響を分析しています。
この4つの視点こそがプロの診断ならではのポイントで、お友達にもらう似合う色フィードバックとの大きな違いでもあります。
この4つの視点に関しては、引き続き次回以降の記事でお話したいと思います。
※この記事は2008年7月24日アメブロ掲載済の記事を加筆したものです。
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国際イメージコンサルタント・印象学者ako
2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得。東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立し、女性専門のイメージコンサルティングを開始。
あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。をテーマとした個性を「可視化」するイメージコンサルティングに定評があり、個人向けサービスの予約は2~3ヶ月待ち。自分らしさを求める依頼者が、日本全国・海外からも訪れている。