アメリカで学んだイメージコンサルタントの心得
皆様、こんにちは。
国際イメージコンサルタント・印象学者Ako Magnoです。
(初めての方へ、プロフィールはこちら)
イメージコンサルタント養成講座のページに掲載している通り、MAIC受講生の4人に1人は他社スクール経験者です。
実はそう言う私自身も学び直しの経験があります。
2008年にアメリカフロリダ州で国際ライセンスを取得し独立したものの、現場に出るとすぐに自分の応用力のなさに気づきました。
スクールで習ったことなら答えは言える。
でも習っていないことを聞かれたら答えることができず、資格取得しただけでは通用しないと気づいたのです。
そこで実践力を磨く為に再渡米し、トレーニングを受けました。
そんなある日、トレーナーのコンサルティングを見学させてもらえる機会がありました。
私自身は「見学」のつもりで参加しているので、トレーナーの言葉を聞き漏らさないよう一生懸命メモを取りながら聞いていました。
するとお客様が突然私にこう言ったのです。
「ねえ、あなたはどう思ってるのよ。」
「正解」をまだ教えてもらっていなかった私は驚き、トレーナーに助けを求めようとしました。
すると今度はトレーナーが私にこう言ったのです。
「そうよ。あなたはどう思ってるの?あなたも意見を出しなさい。」
クライアントの疑問に対し、自分なりのベストな回答を論拠と共に示すというのはコンサルタントの絶対条件。
ノーコメントはあり得ないのです。
でも日本の教育というのは基本的に生徒は受け身。
先生から与えられる答えを黙って聞き、それをいかに忠実に覚えられるか?
日本の教育は暗記力で評価される受験勉強型がベースになっています。
答えは先生から与えられるのが前提。
答えを与えられる前から生徒が回答を求められる場面は滅多にないまま私達は育ってきています。
実はこの日本人の感覚こそが日本のイメージコンサルタント市場にホンモノのプロが少ない原因なのです。
本当に正解が1つしかなく暗記で済むなら、今時ネット検索で済む話。
答えが1つではないからこそ、お客様は高い報酬を払ってでもコンサルタントに最善のアドバイスをもらうわけです。
それまでの私はそれに気づいていませんでした。
正解は常に1つで、先生に教えてもらって初めて答えられると思い込んでいました。
でもこのやりとりによって、コンサルタントに求められるのは唯一絶対の正解ではなく、どんな場面であっても自分が持っている情報や知識の中で最高の見解を導き相手に伝えられることだと学んだのです。
もちろん前提となる回答の範囲はあるので、教えてもらって学べる基礎理論も多々あるのは確かです。
でもその先の応用編の答えと言うのは、絶対の正解がないからこそ、お客様が尋ね、コンサルタントが自分なりの答えを出し提案するわけです。
絶対の正解がなく提案に差があるからこそ、コンサルタント報酬にも差がつくのです。
コンサルティングには絶対の正解がないので、決して簡単ではありません。
だからこそMAICでは応用が利く手法を導入し、暗記型の受験勉強方式ではなく、受講生自ら答えを導き出し言語化する米国スタイルの講座を開催しています。
そういう意味で特に日本人にとってはプレッシャーが大きくハードですが、その背景には私自身のアメリカでのそんな失敗談があり、応用力がない限り現場で通用しないことを体験済だからこそ、そんな愛あるスパルタ教育となっています。
MAICの講座は厳しい!
でも3ヶ月間のトレーニングを乗り越えると、一段上のステージで起業のスタートを切れるようになりますよ!
イメージコンサルタント資格にご興味をお持ちの方はスクールウェブサイトのページをご覧下さいませ。
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2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得し、東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立。女性専門のイメージコンサルティングを開始。「あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。」をテーマに表面的に外見を繕う「美」の追求ではなく、個性を「可視化」するイメージコンサルティングを提供中。個人向けサービスの予約は常時2~3ヶ月待ち。多くの芸能人や著名人からも人気を得ている。