パーソナルカラー講座④ イエローベースとブルーベース
お顔の下に実際にドレープを当て、
顔色の変化を分析します。
その際、パーソナルカラリストは
主に4つの視点から分析しております。
その4つの視点こそが
プロの診断を受けるメリットでもある為、
一つずつお話したいと思います。
まず初めに、似合う色を見極める際の
4つの視点とは以下のようなものです。
①イエローベースとブルーベース
②清色と濁色
③彩度
④明るさ
今日は、4つの視点のうち、
一つ目の「ベース」についてお話したいと思います。
パーソナルカラーでは、
色全体を大きく二つに分けて考えます。
イエローベース、ブルーベースという言葉を
お聞きになったことがある方も多いと思います。
言葉の通り、黄色ベース・青ベースという意味です。
パーソナルカラー独特の考え方で、
一瞬難しそうなのですが、実は見極めは簡単です。
例えば以下の図の左右それぞれの色を比較してみて下さい。
どちらが、黄味を帯びていて、
温かみを感じたり日向の色に見えますか?
どちらが、青みを帯びていて、
冷たさを感じたり日陰の色に見えますか?
左 右
おそらく、左に温かみや黄味を感じ、
右に冷たさや青味を感じると思います。
これがパーソナルカラーで言う
「ベース」の考え方です。
温かみや黄味を感じる左側のような色を
「イエローベース」と呼びます。
冷たさや青味を感じる右側のような色を
「ブルーベース」と呼びます。
子供の頃に遊んだ絵の具を思い出しながら、
想像してみて下さい。
赤に黄色い絵の具を混ぜると朱赤になり、
もっと黄色を足すとオレンジになります。
赤に青い絵の具を混ぜるとワインレッドになり、
もっと青を足すと紫になります。
緑に黄色を混ぜると黄緑になり、
緑に青を混ぜると青緑になります。
こんな風に絵具の混色をイメージすると
分かりやすいかもしれません。
また、朱赤や黄緑の方が温かみを感じ、
ワインレッドや青緑は冷たい感じがします。
温度感も違いますね。
ちなみに、どんな色相でも
イエローベースとブルーベースがあるのですが、
一色だけ例外があります。
実はオレンジに限っては、
ブルーベースが存在しないのです。
オレンジをブルーベースにすることを
想像してみて下さい。
オレンジをブルーベースにしようとすると、
オレンジという色相を保つことができなくなるのです。
その為、オレンジだけはイエローベースの特権ですが、
それ以外の色相は全て2つのベースがあります。
ちなみに、パーソナルカラーでは
イエローベースを春と秋としています。
ブルーベースを夏と冬としています。
次回も引き続き「ベース」について
お話したいと思います。
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国際イメージコンサルタント・印象学者ako
2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得。東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立し、女性専門のイメージコンサルティングを開始。
あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。をテーマとした個性を「可視化」するイメージコンサルティングに定評があり、個人向けサービスの予約は2~3ヶ月待ち。自分らしさを求める依頼者が、日本全国・海外からも訪れている。