ファーストクラスCAに学ぶ!極上の立ち居振る舞い
国際イメージコンサルタント・印象学者のakoです。
先日、インターネットを見て居たら、
日本マクドナルドのCMを巡って、
議論が生まれて居ました。
どんな議論かというと、
CMの中の店員さんのお辞儀が、
日本人として間違っているというもの。
ちなみに、そのお辞儀の姿勢とは、
こんな感じで手を前に組み肘を張るこんなポーズ。
客室乗務員やホテルスタッフ、百貨店店員など、
接客業でよく見かけるこんな姿勢のお辞儀です。
ネット上では、この姿勢のお辞儀は韓国式とされ、
日本の伝統的なお辞儀として、小笠原流礼法を例に、
こんな写真が紹介されていました。
「和の心」を感じる美しいお辞儀ですよね。
伝統を誇りに思えるって素晴らしい。
ただ、韓国式、日本式というのは置いておいても、
必ずしも、伝統=最上級とは限らないと思うのです。
というのも、礼法も小笠原流だけではないですし、
公家礼法、武家礼法と様々違いもあり、
なんといっても、お辞儀に関しては、
手を組むのが一般的になっている現実があるから。
全然関係ないですが、私は風水を学んでいて、
ある時、やはり伝統風水に辿り着きました。
究極って伝統的なものにあると思いますよね。
でも実際に学んでみると、確かにすごいものもあれば、
時代の流れと共に変わるのも当然と思う物もあり、
現代風水の良さが分かるようになりました。
というわけで、マナーに限らず、
時代と共に変わっていくことってあると思うのです。
そもそもマナーは時代によって変わる事が前提なので、
和装から洋装になった歴史、
生活習慣が変わった時代の流れを考えると、
型が変わっていくこともあるのかもしれないですね。
ちなみに私自身は、
大学や専門学校、企業や官公庁などで、
3,000人以上の方にマナー指導をして参りました。
マナー指導の中でお辞儀の話をする際にも、
やはり手を前で組むスタイルをお伝えしています。
ただし、その際に一つだけ注意点をお伝えしています。
接客業の方にかなりの確率で見かけるのですが、
肘を張って手を前に組むのはNGなのです。
肘を張るのは相手を威嚇するジェスチャーで、
お辞儀という場面にふさわしくないからです。
と、私自身が肘を張っている写真を発見!?
いえいえ、これはお辞儀ではなくて、
あくまで写真を撮られる為のポーズです。
こんな体制からのお辞儀は横柄に見えるのでNG、
もう少し脇を締めた方が良いですね。
でも、こんな風に体と腕の間を空けた方が、
腕の太さがカバーされたりするので、
写真の場合はむしろオススメです。
では、なぜ写真なら良くて、
お辞儀になるとダメなのか?
なぜなら、お辞儀は相手に感謝を伝えたり、
相手に謝罪したりする場面だから。
自分を美しく見せること以上に大事な目的が
そこにはあるからです。
でも、単なる写真撮影であれば、
美しく見せても良いシーンだから許されるのです。
マナーは常にTPOによって変わるので、
立ち姿勢さえも変わります。
さて、いよいよ来月、
私どものマナー講座が開催されます。
講師は外資系航空会社と国内航空会社を経験し、
ファーストクラス乗務資格も持つ
元客室乗務員の葉山朝子講師。
客室乗務員ならではのエレガントな立ち居振る舞いなど、
ファーストクラスを直に体感して頂けます。
特に立ち居振る舞いやコミュニケーションは、
印象を左右する大事な要素。
お洒落には自信あるけど、
立ち居振る舞いにはちょっと自信がない!
という方にもオススメですよ。
ご興味をお持ちの方は、
是非ウェブサイトもご覧下さいませ。
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国際イメージコンサルタント・印象学者ako
2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得。東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立し、女性専門のイメージコンサルティングを開始。
あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。をテーマとした個性を「可視化」するイメージコンサルティングに定評があり、個人向けサービスの予約は2~3ヶ月待ち。自分らしさを求める依頼者が、日本全国・海外からも訪れている。