パーソナルカラードレープの秘密に迫る!高額なのはなぜ?
皆様、こんにちは。国際イメージコンサルタント・印象学者 Ako Magnoです。
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パーソナルカラー診断では「ドレープ」と呼ばれるカラフルな色の布を顔の下に当てて、実際に顔映りがどう見えるかを確認しながら分析するのが一般的。
私は日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国のパーソナルカラー診断を見て来ていますが、実はこのドレープは世界共通ではありません。
というより、スクールや手法によって最適なドレープが違う為、実は国内であっても共通ではないのです。
素材や大きさ、形状が違うだけではなく、実は診断に使うドレープの色展開も手法によって大きく異なります。
あとは、例えばA手法では春に分類されていたものが、B手法では夏に分類されているというのはよくある話。
結構衝撃じゃないですか?
でも、実はこれは全く問題ないことなのです。
というのも、色はグラデーションだから。
流行中のイエベ、ブルベというのは、便宜上の区分でしかないからです。
確かにこの世にあるほとんどの色はイエベ、ブルベに分けることはできるのですが、実際はイエベとブルベの移行区間にも色は無数に存在します。
実は私も日本でパーソナルカラーを学んでいた時は、世の中にイエベかブルベの二つしかないと思っていたので、永遠に微妙な色に悩まされていました。
でもアメリカに行ったら、そういう微妙な色は見事に潔く「ニュートラル」で片づけられていて、日本人と違って誰一人問題にしていなかったという。
「ニュートラル」の存在を知ったことによって、私も悩まなくなりました。笑
というわけで、手法によって春になったり夏になったりする色というのは、たいていこのニュートラルに該当するケース。
そもそもニュートラルの中間地点に存在し、強いて言えばどっちに入ると考えるか?くらいの存在の物なので、手法によって区分が変わっても何も不思議ではないのです。
というわけで、そんな背景もあり、手法によってドレープの色分類が異なるのはごくごく普通のこと。
どちらが正解不正解ではなく、どちらも正解で良いのです。
ちなみに、このドレープすごく高額なのをご存知ですか?
ドレープの種類によって価格が変動しますが、100枚程度のセットで10万円以下ならかなり良心的。
スクールによっては30万円程で販売するところもありますし、20万円なら平均くらいの相場観。
そんな風に高額になるのは、色再現の正確さを保つのに、特殊な工程で作られる為、製造コストが高くなるから。
さらに一般市場に出回る商品と違い、量産できず生産数が限られるプロ仕様のツールだから高いのです。
でも「パーソナルカラードレープ」でGoogle検索すると「手作り」「安い」とかの共起語が出てくるくらい、高いなぁと感じている方も多い様子。
ただでさえ高額なツールにも関わらず、診断に欠かせない絶対必要になるものだからこそ迷いますよね。
でも仕事に使う方の場合、手作りはまず絶対にオススメしないですし、やはり信頼できる専門業者さんから購入されるのがオススメ。
ちなみに弊社MAICで生徒さんに推奨しているドレープは120枚で税込90,970円と10万円を切っているのですが、これは原価提供。
一般的にはスクールのマージンが入るとプラス数万円、場合によっては2倍近くなることもあるのですが、弊社の場合は弊社を介さず業者さんと生徒さんが直接やりとりして頂くことで、意味のない不要なコストはかけさせない工夫をしているので成り立っています。
ちなみに私がスクールをスタートする際に、生徒さんに推奨するドレープ選びで重視したのは以下の5つのポイント。
色:色が綺麗かどうか以前に、正確な診断をする上で最適な色が揃っていること
大きさ:肩幅を覆うのに十分な大きさ(目安幅50㎝以上)
素材:滑りにくいコットン素材(化繊は滑りやすい)
加工:メローロック加工になっている(ピンキング加工はほつれやすい)
価格:原価で買える(生産者さんから生徒さんが直接購入できる)
近年、パーソナルカラー診断の流行に伴い、パーソナルカラー関連グッズを販売する業者さんも沢山出て来ていますが、ドレープ選びで迷った際には、是非参考になさって下さいね!
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2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得し、東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立。女性専門のイメージコンサルティングを開始。「あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。」をテーマに表面的に外見を繕う「美」の追求ではなく、個性を「可視化」するイメージコンサルティングを提供中。個人向けサービスの予約は常時2~3ヶ月待ち。多くの芸能人や著名人からも人気を得ている。