メイクブラシの手入れの仕方
皆様、こんにちは。国際イメージコンサルタントのAkiko TAKATAです。
私はサロンでメイク講座をしておりますが、私どもMu:Designでは、
普段お客様がお使いのメイク道具を一式お持ち頂き、それをベースにレッスンをするようにしています。
その上で、必要なものがあればサロンの道具を使って頂きますが、基本的にはお客様が普段使っている
道具やメイク用品を使ってレッスンしています。
そうすることで、特別なメイクではなく、さっそくその日から使えるメイクができると考えるからです。
また、お客様のメイク道具一式を拝見することで、実は意外なことが解決したりします。
例えば、「アイラインがうまくひけない」と仰る方のアイライナーブラシを拝見すると、
原因がブラシにあったりします。
「残念ながら、このブラシの状態ではどう頑張ってもうまく描けないんですよ・・・・・・・。」
というようにブラシが開ききった状態になってしまっている方が意外と多いです。
また、「肌荒れがずっと治らない。」とおっしゃる方のメイク道具を拝見すると、
ファンデーションのスポンジが長年洗わなかったがために固まって居たりします・・・・・・。
「まずは、スポンジを洗うか交換しましょう。絶対治りますから!!」
道具を拝見しながら、使い方を解説したり、こんなやりとりをしたりすることもあります。
というわけで、お客様ご自身の道具を使うことに意味があります。
どんなメイク製品を使うかよりも、どんな道具を使うかって非常に大事だと思います。
さらに言えば、その道具をどんな状態で使うかが大事です。
料理人の方が包丁を研ぐのと同じです。
特にメイクはラインが1ミリずれただけでも、全く違う表情になりますから、
常に道具も最適な状態に保つ必要があるわけです。
というわけで、私も毎回メイクレッスン後には、お客様に使って頂いたブラシ類を必ず手入れします。
意外と知られていないのでご紹介すると、メイクブラシは洗った後、
そのまま自然乾燥してはダメなのです。
必ず水気を切り、ブラシの毛を包み込むようにティッシュで包んで、そのまま包んだ状態で乾かします。
こうすることで、乾いた時にもブラシの毛が広がることなく、毛並みが整うのです。
私が化粧品会社に勤めていた頃、道具の手入れは新人の仕事でした。
お客様に最高のメイクをする為に、毎日ブラシを洗って乾かしてという作業をしていました。
こんな地味に見えることをコツコツ続けて行くことで、より質の高い仕事ができるのだと思います。
というわけで、長くなりましたが、なんだかメイクがうまくできないという方は、
メイク製品を変える前に、まずは道具を見直してみると、意外と簡単に解決するかもしれませんよ!!
—–
■ 最新情報
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます
国際イメージコンサルタント・印象学者ako
2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得。東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立し、女性専門のイメージコンサルティングを開始。
あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。をテーマとした個性を「可視化」するイメージコンサルティングに定評があり、個人向けサービスの予約は2~3ヶ月待ち。自分らしさを求める依頼者が、日本全国・海外からも訪れている。