体型カバーとイメージ戦略は別物です
皆様、こんにちは。
国際イメージコンサルタント・印象学者のakoです。
最近、イメージコンサルタントです。
と言うと、よくこんなことを言われます。
「骨格診断とかする人ですよね。」
イメージコンサルタントの仕事は
ファッションだけではないんです。
それでも、ついこの間までは、
「似合う色を診断する人ですよね。」
と言われることがほとんどだったので、
「色」だけじゃないというところまでは、
日本でも浸透して来たようですね。笑
ちなみに「骨格診断」と呼ばれる3タイプの診断、
日本ではおそらく一番浸透していると思うのですが、
「骨格診断」は日本発祥で米国発ではありません。
では海外のコンサルタント達は
どんな手法を使っているかというと、
スリーサイズ数値を元に4~8タイプに
体型分類し提案するのが一般的です。
ちなみに、スリーサイズで体型分析するのは、
女性だけじゃなく男性も同じです。
実際に採寸をして分析をします。
この体型分析でアドバイスするのは、
あくまで体型カバーです。
「あなたは○○体型だから、
上半身はVネックや縦あきでスッキリと、
下半身はAラインでボリュームを与えましょう!」
みたいなシルエットの話。
「○○体型だから、エレガントタイプ」というように、
「体型」と「イメージ」を結びつけた提案はしません。
えっ?そうなの?と思われるかもしれませんが、
冷静に考えたら分かるはず。
顔も性格も違い、職業も置かれている立場も違うのに、
同じスリーサイズ、体型が同じというだけで、
同じタイプのファッションが似合うはずがないのです。
「体型」と「個性」はあくまで別物です。
というわけで、体型分析はあくまで体型カバー、
洋服のシルエットのアドバイスに特化しています。
ちなみに、本場アメリカでは、
「エレガント」「トラディショナル」「クリエイティブ」
といった「個性」を表現するスタイリングは、
7タイプの分類が最も使われています。
ちなみに、私は現在14タイプで提案していますが、
一番最初にイメージコンサルティングを学んだのが、
IRC (Image Resource Center of New York)という
アメリカのスクールのカリキュラムだったので、
開業当時は、私もこの7タイプで診断をしていました。
その後、スキルアップの為に渡米し、
FII (Fashion Image Institute)で学んだ際にも、
7タイプの診断を学びました。
ちなみにIRCもFIIも7タイプではありますが、
実はそれぞれオリジナルなので、
7タイプといっても全く同じではないんですよ。
でも世界中で浸透しているだけあって、
7タイプの診断は分かりやすい!
7タイプ診断最大のメリットは、
心理テストを元に診断すること。
外見や雰囲気だけの診断ではなく、
パーソナリティや内面も反映されます。
しかも心理テストを受けるのはお客様自身なので、
コンサルタントのセンスによってブレることがなく、
お客様主体の提案ができます。
その後、私は更にお客様の個性を追求したくなり、
テイストスケール法®感性インストラクター資格を取得、
22タイプの診断も学びました。
22タイプもバリエーションがあると、
お客様を型にはめることないので最強です。
個性を追求した提案を目指していた私は、
早速22タイプの診断に切り替えました。
ただ22もバリエーションを持ったことによって、
実は提案に自信が持てなくなった時期があったのです。
それでもお客様には喜んで頂けていたのですが、
お客様を診断すればするほど、
内心こんな風に感じるようになりました。
初めて会ったお客様に対して、
何を根拠にあなたらしいなんて言い切れるのだろう。
私はお客様のことを本当に理解できているのだろうか。
というのも、
7タイプの時に使っていた心理テストのような、
お客様主体の判断要素を持っていなかったからです。
その上、選択肢が22タイプもある!
私が感じた個性が本当にその人らしさなの?
と思ったら、永久に答えが出なくなり、
自分の提案に自信がなくなってしまったのです。
こうして、過去に使っていた心理テストの客観性、
裏付けを視覚化して提案することの大切さを
改めて再確認することになりました。
とはいえ、当然ながら22タイプの方が
バリエーションの点では圧倒的に優れていますから、
今更7タイプに戻すつもりもありませんでした。
そこで、私は22タイプのスタイリングを含め、
過去に学んだ全てのスタイリングを
14タイプに凝縮して再分類し、
心理テスト7タイプに沿うように連動させました。
MAIC7×2ファッション診断は、
こんな風に、私が現場経験で体験した
不安から生まれた手法なのです。
14タイプもバリエーションがあるので、
コンサルタント主体の診断だったら、
センス次第で提案が変わってしまうかもしれません。
でも、MAIC7×2ファッション診断は、
お客様主体
の診断です。
心理テストの結果とカウンセリングが同じである限り、
どんなコンサルタントが提案しても、
大きな方向性の軸はブレないのが最大のメリットです。
だからこそ、経験の浅いコンサルタントでも
経験豊富なコンサルタントでも、
同じ方向性で提案することができます。
なぜなら、診断基準の1つとして
この心理テストを使っているからなのです。
ちなみに、以下は、
先日メールでやりとりしていた
MAIC認定コンサルタントの生の声です。
お客様に提供するようになって、
改めてMAIC の心理テストのすごさを実感!
これなしに外見だけで診断してたら、
「本来理想としている女性像」に近づく提案は
難しいんじゃない?と感じました。
内面から求めていることを、
アイテムで表現できる素晴らしさときたらもう、、、
感動ですからー!
とのことでした。笑
そう、実際に現場に出てみると、
裏付けがいかに大事が実感するんですよね~。
客観的な「証拠や根拠」って大事なのです。
提案される側にとってはもちろんのこと、
提案する側にとって、この裏付けがいかに心強いか!
私どもMAICイメージコンサルタント養成講座は、
開校以来、高い開業率を保っていますが、
似合う「根拠」を客観的に示せるからこそ、
自信を持って独り立ちできるのだと思います。
ちなみに、この心理テストでは、
あなたの中にあるギャップを解明します。
まずは14タイプのスタイリングを
大きく7タイプに分類して、
4つの角度から分析していきます。
1.理想の内面
2.現在の内面
3.理想のファッション(外見)
4.現在のファッション(外見)
心理テストでは、
この4つのギャップを解明します。
というのも、身に着けている物のせいで、
意図せず理想の自分から離れている場合がある為。
内面、外見の両方の視点から、
現在と理想を比較して見て行きます。
ファッションや私達が身に着ける物は、
言ってみれば商品パッケージです。
パッケージによって、
商品の売り上げは大きく変わるというのは
有名な話です。
同じように、パッケージが間違っているが為に、
自分の本当の価値を伝えきれていないという方も
世の中には沢山いらっしゃいます。
心理テストの理想の印象がElegantタイプ、
好きなファッションもElegantタイプ。
こういう方はラッキー♪
好きなファッションを身に着けるだけで、
理想のイメージも手に入る方なので、
すごくスムーズです。
でも注目すべきは、
内面の理想と好きなファッションが一致しない
ということは珍しくないということ!
理想の印象はUniqueタイプなのに、
好きなファッションはElegantタイプ。
こんなパターンの方が多いのです。
その為、好きなファッションを選んでいる限り、
理想の印象を視覚化することはできません。
配色や柄、素材にも「イメージ」があるので、
理想の印象がUniqueなら、
ファッションもUniqueタイプにできたら、
一番手っ取り早いのです。
ファッションを戦略的&効果的に取り入れることで、
理想の印象を最短距離で手に入れることができます。
もちろん「理想」だけではなく、
似合うかどうか?
相応しいかどうか?も大事です。
パッケージばかりで中身がちぐはぐでは、
いくら本人の理想の印象とはいえ、
それが好感度に繋がるとは限りません。
その為、上に書いたように、
理想と現在の姿のギャップも見て判断しますし、
更にカウンセリングや外見を見て、
ようやく最終提案となります。
だから最終的にはコンサルタントの
センスや判断力ももちろん大事です。
でも、心理テストという裏付けがあるので、
どんなコンサルタントが診断をしたとしても、
大きくブレないのが、この手法の特徴です。
なぜなら、不安だった私が辿り着いたのが
この心理テストだったからです。笑
こうして、バリエーションは日本の繊細さを、
根拠を視覚化する客観的な提案は米国式を取り入れ、
「自分らしさ」も「理想の自分」も両方叶える
究極の診断方法は生まれました。
ちなみに、この記事だけでも結構濃いと思いますが、
実はMAIC7×2ファッション診断にとって、
ここはまだ導入部分なのです。笑
この心理テストの結果を見て、
更に体型分析と組みわせて、
ようやくお客様へのご提案となります。
ここまでやるからこそ、
究極に「似合う」を追求して提案できるんですよ♪
資格取得にご興味をお持ちの方は、
以下も御覧下さいませ。
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国際イメージコンサルタント・印象学者ako
2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得。東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立し、女性専門のイメージコンサルティングを開始。
あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。をテーマとした個性を「可視化」するイメージコンサルティングに定評があり、個人向けサービスの予約は2~3ヶ月待ち。自分らしさを求める依頼者が、日本全国・海外からも訪れている。