歯科医師に学ぶプロ意識~親知らず体験記~
皆様、こんにちは。国際イメージコンサルタント・印象学者 Ako Magnoです。
(初めての方へ、プロフィールはこちら)
今年3月に口腔外科の手術を受け1週間ほど入院していました。
なかなか長期のお休みが取れず、昨年の夏から計画してようやくの手術ではあったのですが、これが想像以上に大変だったのです。
ちなみに、こちらの写真は私の手術前後の顔の変化。
インスタグラムのストーリーズにあげたら、事件レベルだと生徒さんに言われました。笑
3日目の顔の腫れ具合!笑
「抜歯」って言葉から想像できるレベルを遥かに超えちゃってますよね。
実際はというと、写真の通り、いや写真以上に術後が大変でした。
そんな中でも唯一救いだったのは、良い病院&良い先生に出会えたこと。
ちなみに私がお世話になったのは東京医科歯科大学病院です。
看護師さんも先生達も本当によくして下さって、プロが絶賛する病院なだけに素晴らしい病院。
コロナ禍での対応ということもり、なおさら医療関係者の方には感謝の気持で一杯。
特に担当して下さった口腔外科の中村大志先生には感謝してもしきれません。
とにかく術後が想像以上に大変すぎて、もう二度と手術は受けないと心に固く誓った私ですが、もし将来手術を受けるとなったら、その時はまた中村先生にお願いしたい。
というのも、素人にとっての当たり前とプロにとっての当たり前が大きく違うことってよくあると思うのですが、そういうギャップをちゃんと拾い上げて下さる先生だったから。
患者にとって「安心感」って何よりの薬ですよね。
体力的にも精神的にも大変なお仕事だと思うのですが、朝でも夜でもそんな様子を感じさせることもなく、いつでも丁寧に向き合って下さるお姿は尊敬の一言。
かっこいいお仕事だなぁと思って「歯科医師になるには」と調べちゃいました。
そう一瞬だけ私も歯科医師を目指そうとしました。
一瞬で諦めたんですけれどもね。笑
それにしても本当に凄いお仕事です。
ちなみに私はイメージコンサルタントの養成をしていますが、実は最終試験を受ける前の生徒さんに以下のような話をいつもしています。
イメージコンサルタントというのは、ヒトを扱っている以上、受験勉強みたいに「A=B」みたいに暗記できる絶対的な正解はない。
どんなに経験を積んでも、今まで見たことないようなケースにあたるのも普通の世界。
だから試験を受ける今の段階では、自信がないのも不安なのも当たり前。
でも「安心感」だけはこちら側の心がけで保証ができる話。
逆にお客様本人が不安に感じたとしたら、どんなに内輪で認められるような素晴らしい提案だったとしてもコンサルティングとしての価値は薄れてしまう。
経験を積めば積むほど自信は自然と生まれるので、今はとにかく「この人に任せておけば大丈夫。」と感じてもらえるよう、例え試験であってもお客様の前では「生徒」ではなく「プロ」として振舞うことに集中するように。
迷ったら「どんなお医者さんに手術してもらいたいか」を意識すること。
そうすれば、自分がお客様の前でどうあるべきか分かるから。
試験前には毎回そんな話をしていたのです。
これまでは単なる例としてそう話していたのですが、今回私自身が手術を受け、改めて絶対的な安心感を与えてもらえるありがたみを感じました。
というわけで、口腔外科の手術を受けるとなったら東京医科歯科大学病院オススメです。
ちなみに入院すると、こんな東京医科歯科大学病院のお薬手帳がもらえます。
記念品みたいで、ちょっと嬉しい。笑
さて、ここからは7日間の入院&その後の経過のお話、食事事情や持って行って良かった物など、超リアルな親知らず体験記です。
あらゆる出来事を敢えて時系列で詳細に書いているので、きっと全部読むのに5分くらいかかると思います。
だから、手術予定のない方は本日はこのあたりでもう大丈夫!笑
ちなみに今回私は全身麻酔で親知らず抜歯に加えて、嚢胞摘出の手術を受けています。
とうわけで、もし手術予定の方がいらしたら、引き続き以下も御覧下さいね。
3月10日(木)9:00 入院
実はこの日朝6:30まで仕事していて仮眠したら、なんと寝坊してしまいました!あり得ない!笑
というわけで出発予定の時間に起きたので一瞬焦りましたが、速攻で準備してタクシーに飛び乗ったら、予想外に早く病院へ到着しちゃいました。
ちなみに私はいつもタクシーアプリGo Taxiを使っています。
生徒さんに紹介してもらって以来愛用中なのですが、これは配車だけでなく支払いまでアプリ内で完結するので到着してすぐ下りられるし本当に便利。
特に荷物が多かったり雨の時にはこのアプリのありがたみを感じるので、まだアプリ入れてない方は今のうちに是非。
というわけで、到着し入院手続きを済ませて、病棟の看護師さんに手術の説明などして頂いてお部屋へ。
ちなみに私は手術が決まった時から個室を希望していたのですが、東京医科歯科大学病院は当日まで個室の確約はされません。
超ソロ志向の私はどんなに値段が高くても個室希望というタイプなので(笑)到着までドキドキだったのですが、無事に個室に入ることができました。
病室はちょっと古めですが、コンパクトで落ち着くお部屋。
入院中に仕事したかったので、PCとwifiを持ち込み、すぐにマイオフィス化しました。
ちなみに、朝から到着しているのでお昼は病院で頂きます。
初日の昼食は焼きそば。おいしかったです。
実は病院に着いた日に生理が始まってしまって、手術日は生理2日目に大当たり!
予定外だった為、私は病院についてからナプキンだけでなく生理用ショーツから買いに行かないといけなくなってしまったので、女性の方は念の為生理用品は一式準備しておかれることをオススメします。
この日はほぼ徹夜だったので病院でお昼寝しようと企んでいたのですが、そんな暇なかったです。笑
生理用品を買いに行ったり、診察を受けたり、麻酔科の先生や手術室の看護師さんとお話したり、歯のクリーニングを受けたりしてると、あっという間に夕飯の時間になりました。
夜ご飯はサーモンフライ。
私は今時珍しくダイエットや食事制限など一切せず、普段は欲望のまま本能的に食べたいものをなんでも食べるタイプなので、栄養士さん監修のバランスの良いお食事頂くだけで良いことしている気分。
東京医科歯科大学病院は、手術前の外来の先生と手術担当の先生が違って、手術前日に初めて担当の先生とお会いするシステムだったので、患者側としては先生にお会いするまでがちょっと不安でした。
しかも、この時はまだ入院生活のリズムがよく分かってなかった為、先生がお部屋にいらっしゃる時間帯にのんびり個室でお風呂に入っていた私。笑
でもお風呂から上がり、中村先生にお会いして心配は全て払拭されました。
こんな図解などしながら丁寧に手術の説明をして下さり、最後まで何度も不安なことがないか確認して下さり質問しやすくてありがたかったです。
私みたいな性格だと、先生のお手を煩わせてはいけないと感じると、ちょっとした疑問くらいは自分でネットとかで調べれば良いかなとかって思ってしまうタイプなので、形式的な「疑問点はありませんか?」じゃないからこそ先生に頼ることができました。
ちなみにこの記事は、当時私が母や夫に送っていたメッセージを振り返りながら書いているのですが、そこにも「先生が見るからに信頼感がある方で話してて安心。」って書いてました。
医師の第一印象は一般の職業の人以上に重要だと思う。
というわけで、手術の説明と診察を受けて、この日は21:00就寝。
前日からほぼ寝てなかったので超ぐっすり眠れました。
3月11日(金):手術当日
手術当日の朝も先生が病室に来て下さって「ちゃんと眠れました?大丈夫ですか?」って声をかけて下さったのですが、よく眠れたどころか実は連日寝坊してました。笑
全身麻酔での手術に備えて6:30以降は絶飲食なので、朝起きたら時間前までに飲む経口保水液みたいなのを前日頂いていたのですが、なんと起きたのが6:25!
看護師さんがわざわざ飲みやすいようにと冷蔵庫で冷やして下さったというのに!
というわけで、急いで5分で飲み干しましたが、相変わらず肩の力が抜け切ってる緊張感のなさは本当に病的レベル。笑
その後、9:00過ぎに病棟の看護師さんと一緒に歩いて手術室へ移動。
ロングヘアの場合はおさげだと手術の際に髪がバラバラ落ちなくて良いと手術室の看護師さんに伺ったので、私もおさげで手術室へ。
確かにおさげだと手術の時の帽子に髪の毛入れやすかったので、ロングヘアの方はオススメです。
ちなみに手術室の看護師さん達がまた本当に超優秀で、とにかくテキパキしていて頼もしくて、これまたすべてにおいて安心でした。
また手術室に入る直前にたまたま中村先生とお会いし、そこでもまた「大丈夫ですか?」と声をかけて下さって、先生こそ手術前で集中されている時だというのにすごい包容力のある頼もしい先生だなぁと安心したのを今でも覚えています。
こういう対応って誰でも当たり前にできることではないと思うので、先生のお人柄なのでしょうね。
手術は全身麻酔で眠ってる間なので私にとっては一瞬ですが、その間2-3時間も先生や看護師さん達は頑張って下さっていると思うと、もう本当にありがたい限り。
ちなみに目が覚めても無痛。
「痛みはないですか?」って聞かれて「生理痛でお腹が痛いです。」ってつい答えてしまったくらい口は痛くない。
顔は腫れてますけど、この時点ではまだ覚悟していたレベルの腫れだったので全然驚きもなかったです。
沁みるとか傷的な痛みもないので、あんな腫れた顔でも手術当日の夜から普通に食事もできるんですよ!
普通の切り傷とかでもお風呂に入ったら沁みたりするというのに、なんとも不思議。
丁寧な先生だったので、きっと綺麗に縫ってくれたからかもと思ってました。
これぞ第一印象の効果。
第一印象が良いと、その先何が起きてもプラスに捉えられますからね。
手術日の夜ご飯は、前日と違って普通食でなく刻み食になります。
ただ実際は口の中が腫れているので、うまく食べられずというのが現状・・・・・。
傷を治す事考えると完食したいのですが、さすがに全部は食べられないのが手術当日の夜でした。
この日、先生が抜いた歯を見せて下さったのですが、改めて見ると歯って巨大でビックリ。
そりゃ術後も大変なわけですよね。
実は長期間仕事を休むのは嫌だったので、当初は日帰り手術を希望していたのです。
でも念の為ということで入院を薦めて頂いて東京医科歯科大学病院へ辿り着き、3本抜歯&のう胞摘出を1回でやることになったのですが、これが大正解だったと思っています。
というのも術後が本当に辛過ぎて、片方ずつ抜歯だったら2回目はもう受けたくない。笑
あとは入院じゃなく日帰りで、もし家に帰ってあの腫れだったら不安だったと思うので。
というわけで、あくまで患者目線での個人的な意見ですが、私は日帰りと入院を選べるなら入院推奨、左右両方一気に抜けるケースなら1回で終わらせることを推奨します。
両方抜くと両側腫れるので術後の食事などの大変さはありますが、2回もあれをやるのはストレス大きい上、回復時間が倍になるのはもったいないので、個人的には短期間で一気に頑張った方が効率が良いと思います。
日帰りでやるメリットがあるとしたら、全身麻酔後の喉の痛みや息苦しさを経験しなくて良いことかなと思いますけど、鎮痛剤の量とか素人では判断できないので、私は入院で良かったです。
お薬の組み合わせで、とにかく痛みを感じないようにコントロールして下さったので助かりました。
3月12日(土):手術後1日目
目覚めたら、手術当日以上に目も唇も顔全体がパンパンに腫れていてビックリ。
ここから想定していなかったレベルの腫れが始まりました。笑
この日の朝ごはんも刻み食でこんなメニュー。
どれもおいしいし食欲もあるのですが、口が開かないのでうまく食べられず・・・・・・。
栄養しっかり取って傷を治したいと思うのですが、この頃は縫った糸に食べ物がからまるような感覚も気持ち悪くて断念。
噛むことで歯茎に負担も感じたので、この日のお昼からは離乳食のようなペースト食にしてもらいました。
このビジュアルのインパクト凄いでしょう。笑
でも味はどれもおいしいんですよ。
本当に栄養士さん達凄い!
ただお粥だけは謎の泡立ち食感でどうしても食べられず・・・・・。
そんな厄介なリクエスト通らないだろうなと思いつつ、ダメ元でペースト食のままお粥だけノーマルに変更して欲しいとお伝えしたら、次のお食事からすぐに変更して下さってありがたかったです。
この頃はとにかく栄養補給の感覚でひたすら完食を目指し、食べるというより飲んでました。笑
この日はプリン付き。硬めでタイプでした。
この頃から手術跡に体液みたいなのが溜まって、顔が急激に腫れていきます。
私は頬骨幅よりエラの方が飛び出るくらい腫れたので、もはや顔というか頭全体が痛くて、どこが痛いのか分からなかったです。
しかも頭の位置を下げると余計に体液が流れ腫れるので、寝ても起きても腫れと痛みの闘い。
夜担当して下さった看護師さんに頭を上げていた方が楽かもしれないと伺って、体を起こしたまま寝てみたけど、そうすると今度は姿勢的に寝付けない。笑
薬を飲んでいる限り耐えられるレベルのなので、実際は「痛み」というより「不快感」という感じですが、術後3日間は寝ても起きてもきつかったですねぇ。
あまりに痛くて眠れない時は、アロマオイルを頬に塗って感覚を麻痺させて気を紛らわせてたのですが、これが結構良かったです。
特に手術前に知り合いの方に頂いたドテラのペパーミント(直接肌に塗ってOK)を持って行っていたのが大正解。
退院後も痺れたり痛みが気になって眠れない時は、天然麻酔としてよく使ってました。
あとは普段から寝る時に使っているネムリラのアロマオイルも持って行っていたので、これも安眠のために寝る時に使ってました。
ただ手術直後は嗅ぎ慣れているアロマさえ不快に感じたので、個室じゃない場合は周りの方に迷惑になるので使わないようにして下さいね。
というわけで「藁をも掴む思いってこういうことを言うのだなぁ。」とか思いながら、ひたすら時間が経つのを待ちました。
3月13日(日):手術後2日目
この日は体重を計ったのですが、術後入院中にも関わらず太っていくという不思議な現象が。
私は体調悪い時もゲッソリせず、どんどん太るタイプなのです。笑
でも傷を治すこと最優先なので、朝昼晩と残さず食べてほぼ完食、栄養満タン補給しておきました。
普段は豆乳派なので、朝ごはんの牛乳も新鮮でした。
お昼は芙蓉蟹!
ってなんだっけ?と思ったら、かに玉のことですね。
本当にメニュー色々工夫して下さってありがたい。
夜ご飯は和風ハンバーグ。
左下の辛子みたいなのは、なんとお漬物!
原型がないので、ちょっとしたクイズみたいで毎回お食事楽しみでした。
腫れは48時間がピークと言われていて、実際にこの日くらいから、ようやく腫れが止まるような感じに。
全身麻酔後ののどの痛みや苦しさも少し和らいできました。
以前全身麻酔で別の手術をした時にも喉の違和感が酷かったので、念の為にのど飴を持って行ったのですが、これも大正解でした。
あとはインヘーラーも鼻が通るし気分転換にもなるので、持って行って良かったです。
もう顔のあちこちが不快なので、とにかく快適になるあらゆるものを使いまくってました。
そんなこんなで状態が落ち着いて来て感じたこと。
口腔外科の手術って術後が大変!
口の場合は体と違って、食事も会話もするので安静にしようがなく日常生活への影響が大きいので、今まで受けた手術とは比にならないくらい不便な体感がありました。
この間、何度も「健康な歯で過ごせるって当たり前じゃないんだな。」と再実感。
もうこの先手術を受けずに済むように歯を大切にしていこうと思いました。
あとやっぱり個室を選んでいたのも良かったです。
というのも、痛みが気になって眠れないことも多く、真夜中2時くらいにNetflixとか見て過ごしていたので、周りを気にせず自分のペースで過ごせたのでありがたかったです。
それから病院でパジャマも借りれるのですが、着慣れないと着心地はあまり良くないので、術後が少しでも快適になるようにパジャマは持参が良いですよ。
私もマイパジャマ2着持参で毎日お洗濯して交互に着てました。
あと私の場合は枕が変わると酷い寝違えになることがあるので、今回はマイ枕も持参したのですが、これもやはり眠りやすくて良かったです。
というわけで、とにかく術後の不快感が激しい分、少しでも快適な環境を作れるように可能な限り準備されることをオススメします。
3月14日(月):手術後3日目
朝起きたら、また腫れた!
早ければ火曜日には退院できる可能性もあったのですが、まだまだかかりそうな予感がしてきました・・・・。笑
ちなみに、この日のお食事はこんな感じ。
こう見えて、お粥の上の液体はほっけ焼きです。
お昼はカレイでした。
そして夜は白菜と豚肉の重ね煮。
本当に毎日色々なバリエーションで食べやすいお食事を用意して頂いてありがたかったです。
見た目はほぼ同じなのに、味は全然違うしおいしいので全く飽きません。
というわけで、退院後、インスタグラムでこんなクイズを出してみました。笑
実はPCとwifiを持ち込んでいたものの、術後は働く気になれなくて、ようやくこの日から起きて仕事できるくらいになりました。
またスキンケアとか見た目を気にする余裕が出て来たのもこのあたりのタイミング。
私は普段から美容に時間はかけないので、スキンケアは化粧水とオイルのみ2ステップの超シンプル主義ですが、入院中は2ステップも面倒だなと思い、オールインワン系のスキンケア用品をドラッグストアで見つけて持っていきましたが、これもやっぱり便利で良かったです。
スキンケアと言えば、手術後に唇の保護の為に頂いたアズノールというお薬が相当良かったです。
そもそもは傷を治す為に出して頂いて居るのですが、グロスとして市販して欲しいと思うレベルで潤うし気に入ってしまいました。笑
ちなみに私の場合は神経ギリギリのところに歯があって神経に触れているので、術後もしばらくは痺れが残っていました。
といっても、外見からは分からず、触れた時に感覚がいつもとは違って鈍いなぁというくらいのものなので生活には全く支障ないものではあったのですが、術後から薬を飲んでいてこの日くらいには大分よくなってました。
3月15日(火):手術後4日目
退院を視野に入れる場合は、入院中に刻み食に戻さないといけないとのことで、長く続いたペースト食はこの日の朝食が最後。
アップルコンポート(ヨーグルトの下)までついてて、バリエーションが本当に充実してました。
というわけで、お昼から五分菜刻み食になりました。
写真左下ははんぺんの味噌グラタン、おいしかったです。
はんぺんは歯茎への負担がなくタンパク質も取れておいしいので、退院後も何度か食べました。
こういう食感の食べ物だと、蒸しパンも食べやすくて退院後に何度か買いました。
口の中の腫れはまだまだ残ってますが、この日くらいから唇自体の腫れが引いて来た感じで、病的に腫れていた見た目も治まり、ようやく元気になりました。
というわけで、この日は歯科病棟から医科病棟探検へ!
実は亡くなった父が入院していたのが東京医科歯科大学病院だったのです。
私も父の入院中半年間くらいはほぼ毎日病院へ通っていたので、実は色々と思い出の場所がある病院なのです。
今回私自身が入院してみて本当に素晴らしい病院だったからこそ、改めて父の最後を迎える病院がここで良かったなと思えたので、そんなWの意味でも先生や看護師さん達に感謝した日々でした。
探検後はコーヒーを買って病室へ。
元々コーヒー好きですが、体調不良の時だけはあまり飲みたいと思わないんですよね。
というわけで、コーヒーを飲めるくらい回復したのでもう大丈夫だなと確信。
この頃には、顔の腫れも見た目は大分落ち着いてきて、口も開くようになってきて、急遽翌朝退院することが決まりました。
最後の夜ご飯は銀鱈でした。
3月16日(水):手術後5日目
まだまだ腫れはあるものの、病的な見た目の腫れは大分落ち着きました。
この日は、朝ご飯を頂き、診察を受けて退院。
ちなみに抜糸は退院後になるので、糸は残ったまま。
朝食はジョア付きでした。
この日は夫と母が病院まで迎えに来てくれたのですが、この頃は全身麻酔の影響なのか抜歯の影響なのか不明ですが呼吸が苦しくて、ロビーで待ってる間も喉の違和感がかなり辛かった記憶があります。
先生からは食事の制限は何もないと言われていたので、お昼は病院内にあるホテルオークラのレストランへ行きました。
ここも父と一緒に来た場所なので、母を連れて行きたかったのです。
というわけで、まだまだ口に違和感があるのでしっかりは食べられなかったのですが、久々に外の味を堪能。
特に白身魚は歯茎への負担もないので、食べやすかったです。
ちなみに東京医科歯科大学病院は消灯時間21:00、起床時間6:00、朝食8:00、昼食12:00、夕食18:00のリズム。
普段完全夜型になりがちな私にとっては、このリズムで規則正しく生活すること自体が貴重で、ちょっとしたデトックス感覚で快適な入院生活でした。
すっかりこのリズムが気に入って、家に帰ってからもこの日は21:00就寝。
そうしたら夜中に大きな地震があってビックリ。
場所によって停電になったエリアもあったレベルの地震だったので、ギリギリ退院してて良かったと思いました。
退院したこの日がちょうど手術後5日目ですが、だいたい手術後10日くらいまでは、腫れたり引いたりが続きました。
見た目的にもスッキリしている日とむくんでいる日があり、特に寝ている間に体液が溜まるので、起きたてが一番腫れてました。
この体液は押して出して大丈夫と聞いてから、じんわり圧をかけできるだけ押し出すようにしていたら楽になりました。
この頃は、頬の痺れや喉の痛み、息苦しさは大分良くなったものの、気になるくらいの範囲ではまだまだ続いていました。
ちなみに、退院後に一番よく作った料理がポタージュです。
食べ物の制限はないので何を食べても大丈夫だったのですが、特に抜糸前はどうしても食べ物がひっかかる感じが不快だったのでほぼ毎日スープにしていました。
圧力鍋で煮てミキサーにかけるだけで簡単だし、材料に何を入れても良いので飽きないし、栄養バランスも良いのでオススメです。
しばらく、インスタグラムのストーリーズでも毎日スープ公開してました。笑
手術後14日目にまた病院へ行き、いよいよ抜糸。
抜糸は痛くないしあっという間でビックリ!
この日から、歯磨きだけでは取れない汚れを洗い流す為、こんな注射器みたいな道具を頂き、これで自己洗浄することになりました。
不器用な私はうまくできず最初は毎日ストレスな作業だったのですが、そのうち慣れてくるので不器用さんでもきっと大丈夫。
また嚢胞摘出後に入れていたガーゼも抜いてもらい、それと同時に息苦しさも少し楽になって、このタイミングからかなり体調的に楽になりました。
ちなみにスープ以外でのオススメ料理は、意外にもお刺身。
野菜ばかりだと気力が湧かなかったので、お肉や魚を食べたいと思ったのですが、お肉はひき肉含め歯茎への負担がまだ不快で、その点お刺身は食べやすくて良かったですよ。
私はタルタルをよく作ってました。
刻んであるので咀嚼問題的にも歯茎に優しいし、しかもおいしいし簡単。
特にホタテが食感的にも良い感じで毎回使ってました。
生ものなので雑菌などは気になるところなので、術後すぐはやめた方が良いのかもしれないですが、ある程度落ち着いて来た方は是非タルタルを!
それから仕事復帰についてですが、私は術後2週間は万が一に備えてお客様のアポは入れなかったのですが、それくらい極端に間を空けておいて良かったと思いました。
歯って小さいのですぐに回復しそうなものですが、口元は話すし食事もするしということで徹底して休ませるということができない部位なだけに、回復は想像以上に時間がかかると感じました。
その間ももちろんデスクワークや打ち合わせなどはしているので全然働けるのですが、本調子で臨みたいような重要なお仕事などの場合、タイミングを選べる方はスケジュール調整されると良いと思います。
というわけで、想像以上に大変だった親知らず抜歯ですが、手術日3月11日で本日が5月26日、早い物で手術から2ヶ月半ほどが経ちました。
術後2ケ月くらいまでは、太った人がダイエットした時に皮膚がたるむような感覚で、歯茎が余る感じやハリガネのような硬さのミミズばれのようなたるみがありました。
食事の度に腫れるような気持悪さもあり、特に仕事に集中したい時は鎮痛剤を飲んだりすることがありました。
それが2ヶ月くらい過ぎたところから急激に良くなり、体感としては今9割以上ノーマルな状態になっています。
鎮痛剤も要らなくなって食事は完全にノーマルになりましたし、すっかり元気に回復しました。
というわけで、口腔外科の手術は術後が大変だった分、今まで以上にケアに興味を持つようになりましたし、これをきっかけに一生健康な歯で過ごしたいと思うようになりました。
ちなみに、歯とお口の健康への関心・意識の度合いのことを「デンタルIQ」と言うというお話を中村先生にお伺いしました。
2年前に歯科矯正をして以来、実は私自身も話す人の口元がすごく気になるようになって、お客様にもホワイトニングや歯科矯正をオススメする機会が増えたのですが、印象演出という点で言うと、髪、肌、歯はメイクや洋服よりも大事。
どんなに綺麗にメイクして綺麗な洋服を着ていても、ここが欠けると、いまいち第一印象は決まらないのです。
というわけで、ブランド物の洋服やバッグなどを買うくらいなら、真っ先に歯に投資することをよくオススメしています。
さらに、今回おいしいものを食べられるとか当たり前のことが当たり前にできなくなる大変さを体感したことによって、審美的な意味だけでなく、歯を健康に保つ大切さも改めて体感し、私もデンタルIQ高めて行きたいなと思いましたし、今まで以上に口元の印象をコントロールする大切さをお客様にも伝えて行きたいと思いました。
というわけで、親知らず体験記はここまでになりますが、これからも口元の印象アップに繋がるような情報があったら引き続き掲載して行きたいと思います!
フィリピン人は歯が命!
■ 最新情報
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2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得し、東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立。女性専門のイメージコンサルティングを開始。「あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。」をテーマに表面的に外見を繕う「美」の追求ではなく、個性を「可視化」するイメージコンサルティングを提供中。個人向けサービスの予約は常時2~3ヶ月待ち。多くの芸能人や著名人からも人気を得ている。