イメージコンサルタントとしての私の軌跡
皆様、こんにちは。
国際イメージコンサルタント・印象学者のakoです。
私がイメージコンサルティングに関する最初の勉強を始めたのは2002年。
当時はイメージコンサルティングという言葉さえ知らず、最初はパーソナルカラーと出会いました。
自分が受けたパーソナルカラー診断に納得ができず、色々な場所で何度も診断を受けた経験があります。
何度か診断を受けても、納得のいく診断結果を得られず理解できなかった私は、「自分で診断を身に着けた方が早い!」と思い立ち、ついにパーソナルカラーを学ぶ決意をしたのです。笑
目的が「真の理解」だったこともあり、とにかく徹底して様々な手法を比較しました。
その比較の結果、先生達が際立ってプロフェッショナルだったパーソナルカラー研究所スタジオHOWにて、パーソナルカラーを学び始めました。
その直感は正しく、スタジオHOWの先生たちは本当にプロフェッショナルで今でも尊敬しています。
スタジオHOWで学んだ診断手法は、過去に私が受けた感覚的な診断と違い、理論的で客観的だった為、私も診断結果をすんなり受け入れることができました。
私どものお客様の中には、私と同様に診断結果に納得が行かず、あちこちで何度も診断を受けて、私どものサロンに辿り着いた方もいらっしゃいます。
そんなお客様でも私どもの診断なら解決できるのは、私自身が同じ経験をしているからです。
納得できない理由が分かるからこそ、私も感覚的ではなく理論的・客観的な診断をしています。
こうしてパーソナルカラーを学び、色についての知識を身に着けて以来、私も色を身に着けるのが楽しくて楽しくて、とにかく沢山の色を買うようになりました。
モノトーンばかりだった私のクローゼットも、どんどんカラフルになって行くのを見るのが幸せでした。
自分に似合う色が明確に分かるようになり、新しい色を買うたびに感動!
当時、私は美容部員をしていたこともあって、お客様に似合う色を提案できるようになり、色の重要性をさらに実感するようになりました。
こうして友人や知人を相手に診断経験を積み、4年程経ったある日、自分自身の洋服を見ていて、気づいてしまったのです。
あれ?もしかして、似合う色なのに似合わない洋服があるんじゃないかな?
パーソナルカラリストの資格を持っていた私。
間違った色を選ぶことはないので、似合う色であることは確実。
でも、なんかいまいちな服もある気がする・・・・・・。
そんな時に知ったのが、アメリカのイメージコンサルタントの存在でした。
カラーアナリスト出身の私にとって、それまでファッションといえば「色」だけ。
体型といえば、背が高いか低いか、太っているか痩せているか程度の意識で、スタイリングの知識は何もありませんでした。
ですが、調べて行くうちに、顔の形や肩のライン、骨格などもファッションに影響することが分かりました。
ここから体型分析やファッションスタイリングを含むイメージコンサルティングの勉強を開始し、2008年にアメリカフロリダ州で、国際イメージコンサルタント認定資格を取得。
マナー講師や美容部員の経験を生かし、色だけでなく内面外面のアドバイスをするイメージコンサルタントとして起業しました。
でも実は資格を取得しても、すぐに軌道に乗ったわけではありませんでした。
そこで開業の翌年、スキルアップの為の集中トレーニングを受けに再度渡米し、同じく国際イメージコンサルタントで上級資格を持つ、Gillian Armourさんの下で学びました。
イメージコンサルティングの本場アメリカで、ナマの現場を拝見したことによって、様々な発見がありました。
一言で言うと、アメリカのコンサルティングは、完全なる二人三脚。
それまで私が行っていたような、「似合うと感じるから提案する。」といった一方通行な手法ではなかったのです。
アメリカならではの、コミュニケーション重視の手法を身に着け、私のコンサルティングスタイルも大きく変わりました。
オーストラリアImage Innovatorsが開発した全身11ヵ所の実測を含む、IT技術を駆使した骨格診断を提供できるようになったのも、このトレーニングのおかげです。
有効な手法やツールを惜しみなく紹介してくれる実務経験豊富なトレーナーとの出会いに本当に感謝しています。
現在私がイメージコンサルタントを養成する際に、机上の理論ではなく実務を教えることにこだわっているのは、私自身のこの体験から来ています。
トレーナーは講師である前に、現役のイメージコンサルタントとして最前線で活躍しているからこそ、現場で使えるスキルを伝えることができるからです。
というわけで、こうしてコンサルティングスキルを磨き、メニューも増やし、事業も軌道に乗り始めました。
そんな時に、もう一つ学びたかった物を思い出しました。
それは、ファッションを22タイプに分けて診断するテイストスケール法®です。
実は国際イメージコンサルタントの勉強を始めた時、テイストスケール法®を学ぶか、国際イメージコンサルタントの勉強をするか迷い、国際イメージコンサルタントを選んだ経緯がありました。
ちなみに、アメリカのスタイリングは、心理テストやライフスタイルなどを元に、7分類に分けるのが主流です。
国際ライセンス取得時に7分類の手法を学んでいたので、開業当初は私も7分類でコンサルティングをしていました。
この心理テストの精度が素晴らしく、パーソナリティの分析に非常に有効で、お客様にも喜ばれる手法でした。
ですが、7タイプの分類をマスターしたら、もっと多くのスタイリングを学びたいと思い、22分類の診断に興味を持ったのです。
また私自身もスタジオHOWの川浪たか子先生からテイストスケール法®を使ったコンサルティングを受けたことがあり、感動した経験がありました。
似合わないと思っていた洋服が配色のせいだったり、柄のせいだったり、素材のせいだったり、「色」として見ているだけでは気づかなかったディテールの大切さに気付くことができる手法。
装いを使った表現方法を理論的に学び、センスを磨くのにテイストスケール®は画期的な方法だという実感がありました。
そんな感動をお客様にもお伝えしたいと思い、テイストスケール法®を学び始め、最終的にはヒトのセンスを磨く、「感性インストラクター」資格まで取得してました。
と話せば本当に長いのですが、最初にパーソナルカラーを学び色をマスターし、体型分析を学び洋服のシルエットを学び、テイストスケール法®で22のスタイリングを学び、本当に長い長い年月をかけて、起業後も多角的に学びました。
現在提供中のエミュ・デザイン(MAIC)メソッドは、こうして私が10年越しで国内外で学んだ全ての手法をベースに、現場経験を通して辿り着いたオリジナル手法となっています。
「akoさんのコンサルティングは何分類ですか?」と聞かれるのですが、実はこの答えは難しいのです。
でも強いて言いうなら5,376分類です。
16(パーソナルカラー)×14(ファッションスタイリング)×24(体型分析)のバリエーションがあるので、単純計算で5,376通りがベースです。
ただ、お顔立ちやパーソナリティによって更にアレンジする為、実際のタイプは無限にあるのがエミュ・デザイン(MAIC)メソッド。
例えば同じ「エレガント」タイプのお客様でも、「エレガントタイプ」として用意された全員共通のカルテをその場でお渡しするようなことはありません。
「A様専用のエレガント」なスタイリングとして、毎回カルテもゼロから作っているので、過去に一度も同じ提案をしたことはありません。
マニュアル的でない、自分だけのアドバイスを受けられそうだと感じたから。
という理由で私どもをお選び頂くお客様が多いのですが、それができるのは、こんな風に多角的に診断できるからなのです。
そんな確かなスキルを後輩に繋ぎたい!という思いで、2011年からコンサルタントの養成もしております。
スクール運営に加えてコンサルティングのご予約も入っており、日本とフィリピンの二拠点生活なので、スケジュールはかなりハードです。
でも常に最新のスキルを生徒さんにもお伝えしたいので、トレーナーとしてだけでなく、現役イメージコンサルタントとしての活動もずっと続けていきたいと思っていますので、引き続き宜しくお願い致します。
※2012年11月27日アメブロに投稿済の記事を移行したものです。
■ 最新情報
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2008年米国フロリダ州にてAICI(国際イメージコンサルタント協会)認定FLC資格を取得し、東京・目黒にエミュ・デザイン(MAIC)を設立。女性専門のイメージコンサルティングを開始。「あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。」をテーマに表面的に外見を繕う「美」の追求ではなく、個性を「可視化」するイメージコンサルティングを提供中。個人向けサービスの予約は常時2~3ヶ月待ち。多くの芸能人や著名人からも人気を得ている。