使える武器は照れずに使え!謙虚さと自己アピールのバランス

カウンセリング風景

 

私は普段、イメージコンサルティングという仕事を通して個性を「可視化」するパーソナルブランディングを提供しています。

自己肯定感UPをテーマにしていることもあり、お客様の中には「自分に自信がない」というところからスタートする方も沢山いらっしゃいます。

そんな私の体感から感じるのは、「謙虚」さと「謙遜」の混同による問題点。

謙虚な姿勢というのは、日本人ならではの強みの一つ。

一方で、周囲から浮くことや、自慢だと取られることを恐れて、過度な謙遜が習慣になり、自己評価が低くなっている人も多いのも事実。

そこで知っておいて欲しいのが、「謙虚」と「謙遜」の違い。

「謙虚」と「謙遜」は似たような意味合いを持つ言葉ですが、微妙な違いがあります。

「謙虚」とは自分を過剰に高く評価せず、他人や状況に敬意を払った態度のこと。

実力以上に見せることはしないけれども、実力以下に見せかけることもしない、おごりたかぶらず自然体でいること。

自分が持つ能力や実績を正当に評価し、それを適切にアピールすることができます。

謙虚さは国を問わず、社会生活をする上で人として大事な要素だと思います。

一方、「謙遜」とは、自分が持つ能力や実績を過小評価し、意図的に実力以下に見せかけたり、適切なアピールができない状態を指します。

過度な謙遜は、周囲から実力通りに認知してもらえず、得られるチャンスを逃したり評価を下げることもあります。

また、過度な謙遜は周囲の人々にもマイナスの影響を与える可能性もあるでしょう。

自分自身を過小評価することで、チームや組織全体のモチベーションやパフォーマンスにも悪影響を与える可能性があるからです。

そして謙遜の最大の問題は、なんといっても自己評価を下げること。

自分が持つ能力や成果を過小評価し続けることで、自分自身に対する信頼を失い、消極的になっていき、自己評価も下がっていきます。

過度な謙遜は周囲からの評価だけでなく、自分自身にもマイナスの影響があるため、正しい自己評価と適切な自己アピールが必要なのです。

自分の強みを正当に評価し、それをアピールすることは「自慢」とは違います。

むしろ相手に対する「誠実さ」だと私は思うのです。

例えばあなたが何か買おうとした時に、営業マンが「うちの商品は大した特徴も魅力もないし、私自身も大して気に入ってないんです。」なんて言って来たら、まず買わないでしょう。

自己肯定感が低い状態というのは、結局これと同じ状態なのです。

最初から売る商品が決まっているのであれば、営業マンがするべきことは商品の性能や正確に理解し、セールスポイントを見つけること。

そしてその魅力を正確に伝え、お客様に正しい判断をしてもらうことが大切です。

性能以上だと誇張することは詐欺行為になりますが、逆に性能以下だとアピールすることも誤解を招きます。

商品の性能や特徴を最大限にアピールし、価値を正しく伝えることが重要。

その上で判断するのは相手なのですから。

だからこそ営業マンが最初にすべきことは、商品の特徴を正しく理解することなのです。

欲を言うなら、その営業マンがその商品への愛着があればあるほど、そのアピールの熱量は相手にも伝わります。

製品を理解することなしに、小手先のトーク力を磨いたところで、商品の価値を相手に伝えることはできないでしょう。

私達はそれぞれが自分自身を売る営業マンと同じ。

自己肯定感を高めたいと思ったら、最初にするべきことは自分自身の棚卸。

自己分析を行い正しく理解することが第一歩なのです。

そして強みを見つけたら、使える武器は照れずにアピールし使っていくこと。

謙虚さと謙遜は全くの別物。

謙虚さを持ち、実力以上に見せることはしないけれども、実力以下に見えるようなことはしない。

自分が持つ能力や実績を正当に評価し、それを適切にアピールするバランスが自己肯定感アップの秘訣ですよ。

なお弊社MAICでは、心理テストやカウンセリングを通して、あなたの個性や強みを二人三脚で発掘するお手伝いをしています。⁡

あなたはあなたらしく。私はワタシらしく。

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